本栖湖の夜明け

 
連休の前半は富士山方面へ行ってきました。スーパーがつくほど出不精な私にとって富士山と言えば、映像や写真で見る他は、高校の修学旅行で車窓から眺めただけの憧れの山という感じです。
 
 
2泊3日の予定を待ちきれなくて1日繰り上げて前日の夕方出発し、富士山も見えないまま夜に到着。
道の駅で車中泊の予定でウールのセーターに上着を用意していたものの、アイドリングを停止した車内は予想していたよりも遥かに寒く眠れないまま数時間の休憩後、撮影初日の気合いで夜中のうちに千円札の富士山で有名な本栖湖へと向かいました。
 
 
到着した真っ暗な駐車場ですが、休憩スペースには早くも三脚を立て撮影準備が完了しているグループがおられました。
 
 
最初の3枚は休憩スペースから、夜明け前の4時半から5時くらいの撮影です。
 
 
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そして完全に夜が明けてから、さらに山の上にある撮影スポットへと向かいました。
本栖湖自体が標高900メートル、駐車場と休憩スペースがその上にあり、目指した場所はさらに上ということでスポット付近にあった標識によるとたしか標高2千メートル以上だったかと思います。
 
目指す撮影スポットは駐車場から山道を30分ほど登ったところにありますが、山登りの準備のない軽装のままでは、上るのも下るのもほぼ命がけでしたし、それなりに重いカメラバッグを担いだ運動不足の自分には体力的にもきつかったです。
 
途中で木が倒れていたり掴むロープのない急な斜面の上、簡素で細い山道は水平方向に平らではなく山肌方向になで肩になっているところが多く、一歩足を滑らせれば斜面の木の幹にひっかかりでもしない限り、そのまま転がり落ちそうです。
 
私は無謀にもウォーキングシューズでしたが、一歩一歩慎重になんとか撮影ポイントまでたどり着くことができました。
次回トライすることがあれば、機材を減らし、滑り止めの付いた登山用の靴を履いて登った方が良いでしょう。
 
普段、ハートだけはロックンロールしているつもりが、正直なところ下山の不安が頭をよぎり、早く撮影を終えて無事に駐車場に帰りたい心境でした。
 
防護柵が設置された小さな撮影スペースには先客が一人おられ、三脚等、自分よりも重そうな機材一式と共に余裕で撮影に専念されていました。
 
 
 
駐車、休憩スペースからの眺めに比較するとダイナミック感が増しているようです。
 
 
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クルマを止めた駐車場や休憩スペースのある道路が下の方に小さく見えます。
 
撮影が終了して山から下りる際には、辺りに転がっている適当な長さで先の尖った丈夫そうな木の枝を拾い、杖の代わりに軽く斜面に押し付けながらの下山でした。
 
 
 
そして下に降りてからもう一枚。
 
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風景写真の初心者にとっては湖面に映り込む富士山を撮影できただけも十分な収穫でした。