冬を迎える高原


この週末、突然思い立って高速を使いバイクで長野県の諏訪ICへ乗り入れ、霧ヶ峰から白樺湖、美ヶ原へとビーナスラインをツーリングしてきました。今回は時間の都合で白樺湖から蓼科高原茅野市までの間を走ることはできませんでしたが、また次の機会のお楽しみにしようと思います。

連続するきついワインディングロードはもとより、想定外に時間も過ぎてしまい、夜の深い霧に包まれたひと気のない峠道を走ったり、農道では茂みの中から突然出てきた野生のカモシカと思われる動物が3頭も目の前を横切っていく場面もあったりと、自分なりにワイルドなツーリング体験ができました。

ライダーの聖地とも呼ばれるビーナスラインですが、冬期間閉鎖される区間もあるということで、高原の道の駅には最後のドライブを楽しもうと、次々と観光客が到着していました。



今度こそ気合いを入れてナイスショットと言ってはみるものの、最近はすっかり車に乗って旅をすること自体がメインになっており、スナップ写真ばかりになっています。

それにしても、高原の木々はすっかり葉を落とし、樹皮は独特の色合いを帯びており、大自然の厳しさを感じさせる非常にインパクトのあるものでした。



高原に到着したのは予定より大幅に遅れて夕方でした。写真ではわかりにくいですが、富士山がよく見えました。

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夜の白樺湖です。

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一夜明けてから美ヶ原を走り、信州のおいしいお蕎麦を食べて、昼間の様子を観に再び白樺湖を訪れ、早めの帰路に着きました。

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後日談ですが、この寒空に無謀で無計画、しかも日帰りの予定が変更になり、あいにくネットで探せるようなホテルはどこも予約で満杯でした。
探せば小さな旅館や民宿等あるのかもしれませんが。夜の街、コンビニの灯りばかりがやけに目立ちます。

結局、いろいろ探すのも面倒になり、暖房は効いていたものの、ゆったり寛げるような椅子もない道の駅で数時間うずくまって夜露をしのぎ、朝日でも拝めればと夜中のうちに出発することにしました。

しかし、ふと真夜中の峠道、燃料の事が心配になり片道1時間近くかけて24時間サービスのセルフスタンドまで行ってまた戻ってくるというような時間のロスまで発生してしまいました。(実際は燃料はまだかなり残っていました)

いい年したおっさんが何をしているんだという感じで、ある意味、無我夢中で過ごしたロングツーリングならぬ長い夜でありました。